・車内に放置してはいけないものがすぐ分かる
・真夏は1~3分足らずでおよそ5℃上昇してしまう
・簡潔に分かりやすいようまとめました!
あなたは車内に放置していたお気に入りのグミやチョコが溶けて
べたべたになってしまった経験はありませんか?
車の中ではなくとも家の中でもおそらくほとんどの方が経験されていると思います。
実は体感では分からなくとも真夏の直射日光に照らされた物の温度は、
すぐに吸収してしまい人が触れないくらい熱くなってしまいます。
例えば、黒の車のボンネットでお肉が焼けてしまうほどです。
そこで今回は車内に放置すると超危険な物についてまとめました!
もしかしたらやってしまっているかも??
ちなみに僕はちゃんとやらかしてました。。
後々答え合わせをいたします…では詳しく解説していきますね!
真夏の車内に放置すると危険な物
「え?ちょっとイメージ画像が極端じゃない?」
と思ったあなた、実はこうなってしまうことも充分有り得るんです。
ガスやバッテリーなど暑さに弱いものは長時間熱にさらすと爆発することがあるんです。
それに加え今年の夏は40℃を超えるため起きてしまうこともあるかもしれません。
そのために車に放置してはいけない物を理解して先に対策しておきましょう!
車内に放置すると危険なものについてはこのようなものが挙げられます。
などがあります。
おそらく意外な物も入っているかもしれません。
少し多いですが知っておいて損はしないので一緒に見ていきましょう!
ではそれぞれ詳しく解説していきます。
人やペット
まず1つ目は人やペットです。
去年や一昨年もそうですがここ数年の気温はとても高温となっており、
水分補給をしっかり摂らないとすぐに熱中症となってしまいます。
最悪のケースが起きてしまうことも有り得なくはありません。
そのため絶対に人やペットを車に残さないようにしましょう。
特に人については、3歳以下の子どもや65歳以上のお年寄りはとても危険と言えます。
子どもはまだ体が弱く自分で考えて行動できないことや、
お年寄りに関しては体の感覚機能が弱まってしまっているためすぐに熱中症になりかねません。
JAFのユーザーテストでも夏の熱中症の危険性について実証されており、
上の画像をみてもらうと分かりますが、
エアコン停止から5分経っただけで熱中症指数が警戒となってしまいました。
さらに15分後には危険となってしまいより危険な状態になります。
この真夏にバス内に園児を放置して熱中症になってしまったニュースがあったように、
車に人やペットを放置するのはとても危険なので絶対にしないようにしましょう。
ガスタイプのライター
次はたばこを吸う方必見ですね。
昔ほど喫煙者は多くないためほとんどの人は大丈夫だとは思いますが、
実はガスタイプのライターは最悪の場合、火災が起きてしまいとても危険なんです。
知らず知らずのうちに僕が当てはまっていました…。
画像のような100均のライターはプラスチック製など低コストで作られていることが多いです。
そのため直射日光に弱く熱を長時間浴びてしまうとケースにひびが入ってしまい、
そこからガス漏れを起こしてしまい最悪の場合、火災事故が起きてしまいます。
他にもガスが膨張して容器が破裂してしまうケースや、
ライターをどこかで落としたなどパッキンやタンクが破損している状態でガス抜けが
起きてしまい車内に放置してしまうと火災になるケースもあります。
保管する場合は高温になってしまう車内に置かないのが1番ですが、
もし保管場所に困っている方がいるならなるべく高温になりにくい
グローブボックスの中やアームレストの中に保管しましょう。
余談ですがガスタイプのライターだけでなくzippoなどのオイル式のライターでも、
高温によりガスが気化してしまう場合があるみたいですよ。
どちらのライターにしろ、車内に置かないのが1番ですね。
スプレー缶
お次はスプレー缶です。
こちらもいわゆるガスの缶なので勘の鋭い方はもうお分かりかと思います。
こういったスプレー缶は可燃性ガスを使用していることが多いため、
高温の中で放置してしまうとガスが気化してしまい破裂してしまいかねません。
もし車内で冷却スプレーなどを使用した場合であっても可燃性のガスは
空気より重いため車内の下に溜まりやすく服などに残りやすいので、
車内でタバコを吸うために火をつけた人が火災事故に遭ったケースもあります。
そのため車内でスプレー缶を持ち運ぶ時は、
・スプレー缶はなるべく立てて持ち運ぶ
・高温や多湿、直射日光を浴びるところ、温度変化の激しい所には置かない
・ONとOFFの切り替えが出来る場合はOFFにして持ち運びをすること
車内でスプレー缶を扱う際は、
・火気厳禁かつ風通しの良い所、またはきちんと換気を行って使用する
・長時間の使用を避けること
・缶を垂直に立てて使用すること
特に「風通しの良い所で使用すること」「熱すぎるところには放置しないこと」
「静電気や火の元の場所では使用を避けること」
このたった3つだけ覚えて帰ってほしいです!
それだけで大きな事故を避けられるので意識してみてください!
化粧品
続いて4つ目は化粧品です。
化粧品はスプレー缶やガスライターほど危険性はありませんが、
車内に放置してしまうと口紅が溶けてしまったり樹脂製の容器が変形する可能性があります。
なにより1番恐ろしいのが品質劣化による酸化などが原因で肌トラブルを起きることがあります。
最近では女性の方だけに限らず男性の方でも化粧品を使用している方が多いので、
もし車内に放置している方がいたら注意が必要ですね。
そしたら僕のボディーミストと保湿リップもヤバいかも…笑
またスプレー缶に該当する「ケープ」、良く使われる方多いと思います。
あれこそスプレー缶に当たるのでとても危険と言えるでしょう。
とは言え持ち運ばないワケにはいかないと思うので、
なるべく車内に放置しないことだけを注意してみましょう!
食品類
続いては食品類です。
水分を多く含んだ食品類は熱に弱く40度前後で菌が増殖し腐り始めます。
夏場は車内に放置してしまうとすぐに超えてしまうので注意が必要です。
一人暮らしをしている方がほとんど経験したことがある「あの光景」ですね。
強烈なニオイと広がるなんとも言えないあの光景。
ただ1つ分かることは食べれないということだけです。
まず腐ってしまう条件としては、
・水分量の多い食品であること
・湿気があり温度が25~50度と常温より少し高めの環境であること
・空気によく触れる、あるいは手が加わったもの
・酸性度が低いもの
これらが食品を腐らせてしまう原因となります。
そういった意味ではスナック菓子や乾燥しているものは腐りにくいですよね。
または酢飯や酢につけた野菜や漬物など酸性のものは腐りにくいです。
では夏場に食べ物を腐らないようにするためにはどうすればいいのかと言いますと、
・スーパーなどで購入した食品類はなるべく早く冷たい場所に保存すること
・外に食べ物を持ち込む場合はクーラーボックスや保冷剤、ドライアイスを使用すること
・弁当を作る時には手で触れないようにし水分をなるべく切ること
などが大切です。少し心がけるだけでも変わってくるので意識してみましょう!
夏場にBBQやキャンプ、ピクニックなどをされる方が多いと思います。
現地に到着してから食べ物が腐ってしまって残念な思いをすることがないように、
しっかりと食品の対策をして夏のアウトドアを楽しみましょう!
プラスチック製品
お次はプラスチック製品です。
もし直射日光が当たる場所や温度が高くなりやすい所に置いておくと、
熱可塑性による変形や化学物質の溶出、破裂の危険性があります。
熱可塑性とは「熱で溶けるが冷やすと固まるチョコのような性質のこと」です。
この性質は熱にさらしてしまうと人体に有害な可塑剤が溶出してしまったり、
プラスチックの容器が変形する可能性もあります。
主にこの3種類のプラスチックは車内に放置すると危険です。
それぞれ解説していきます。
・PS(ポリスチレン)
PSの主な製品は魚や肉・弁当を入れる食品トレーやヨーグルトの容器などが当てはまります。
長時間、熱にさらしてしまうと容器が溶けてしまったり変形してしまう可能性があります。
毒性はありませんが容器が破損してしまうと漏れ出した中身の片づけが大変そうです…。
・軟質PVC(ポリ塩化ビニル)
軟化PVCはソフビ人形などが中心でダッシュボードの上に置いてあることが多いですね。
また意外と知られていないのは、滑り止め置きなどのシートもこれに当たります。
可塑剤が溶けてしまってべたべたになってしまいます。
実は溶けてしまうと人体に有害な可塑剤が溶出してしまうため、
もし赤ちゃんや3歳児以下の子どもが舐めてしまうととても危険なんです。
そのためお気に入りのソフビを溶かさないためにも、
子どもの安全を守るためにもダッシュボードの上にソフビを置かないようにしましょう!
・PET(ポリエチレンテレフタレート)
PETは車内に放置したら危険でおなじみのペットボトルですね。
PETはもともと耐熱性には優れていますが、ペットボトルとして加工すると耐熱性が弱くなってしまいます。
そのため車内に放置してしまうと容器が破損してしまう可能性があるんです。
また車内に放置すると炭酸飲料系の場合、中の二酸化炭素が増え始めて圧力がかかるため破裂する可能性があります。
他にもペットボトルに口につけた瞬間から菌が増え始め、その菌が糖分を分解して二酸化炭素を放出するため、ペットボトルが破裂したりキャップがぶっ飛ぶのも多いケースです。
難しいことをべらべらとたくさん解説しましたがとにかく重要なことは、
「ペットボトルを車に放置しない」「ソフビのおもちゃをダッシュボードの上に置かない」
「食品トレーは中身が腐ることやポリスチレンが溶けるので放置しない」
この3点が重要です。
機会があれば車から降りる時にこの3つを忘れていないか注意を向けてみましょう!
モバイルバッテリーや電子機器
次に注意してほしいのはバッテリーや電子機器です。
モバイルバッテリーは熱に弱く熱い所に放置してしまうと、中の電子機器がダメージを受けることで発火や破裂、爆発が起こる原因になります。
また電子機器も同じく熱に弱いので上手く排熱されず故障するリスクが高くなってしまいます。
モバイルバッテリーは熱さによる事故が多かったためご存じの方はいらっしゃると思います。
これはモバイルバッテリー内に内蔵されているリチウムイオン電池が熱に弱いため、
電解質が酸化してしまい発火や破裂・火災が起きる可能性があります。
なるべく火災やその他事故を起こさないようにするためには、
・PSEマーク(電気安全法の承認マーク)がついているものを購入する
・リコール対象のメーカーでないかを確認する
・仲介メーカーや聞いたことないメーカーではなく大手電子機器メーカーの物を購入する
この3つのポイントに気を付けましょう。
火災や事故が起きたメーカーに関しては公表していないメーカーが多いため、
傾向が掴みにくいですがモバイルバッテリーの事故が多発した時には、
PSEマーク(電気安全法の承認マーク)がついていないものが大量に販売され有象無象の状態だったことが挙げられます。
2018年にPSEマークのついているものしか販売できなくなってしまったので、
昔よりかは事故が起きにくくなっていると思いますが…
メーカーの想定している環境の負荷は公表しているメーカーが少ないためなんとも言えませんが、ANKERの情報が基準となりそうです。
・本製品の動作温度は約0℃~40℃です。電熱ベストの発熱箇所など動作温度を超える場所でのご利用はお控えください。
Anker PowerCore 10000|モバイルバッテリー・充電器の製品情報 (ankerjapan.com)
↓またエレコムでも高温となる車内の放置は危険視しています↓
また、モバイルバッテリーを使っていないときでも、真夏の車内など高温になる場所に放置するのは危険ですので、絶対にしないようにしてください。
発火・発熱など、モバイルバッテリーのトラブルの原因と対策を紹介 – エレコム株式会社 (elecom.co.jp)
とにかく車内に放置しないのが1番ですね!
またパソコンやスマホなどの電子機器も同様に熱に弱いため、車内放置は危険です。
あまりにも長時間熱い所に放置しすぎるとパソコンが熱暴走してしまい、
最悪の場合、データが全て吹っ飛ぶとともにパソコン自体が壊れてしまいます。
僕みたいなブロガーもそうですがビジネスマンにとってはパソコンは神器です。
大事なデータを守るためにも壊さないためにも車内に放置しないようにしましょう!
アルコール消毒液
最後の車内に放置すると危険なものは、アルコール消毒液です。
アルコールは高温にさらすと揮発することで可燃性の蒸気が発生してしまい、
ライターや静電気などによって引火してしまう可能性があります。
正確に言えばアルコールが揮発するのに必要な温度は78℃と言われており、
その温度に達してしまうと揮発が始まり可燃性の蒸気が発生してしまうと言われています。
アルコール単体で燃えることはありませんが、静電気やライターなどが火の元となってしまって
引火することは充分にあり得るので車内に置かないことをおすすめします。
コロナが流行ったこともあって車内に消毒液を置いている方は多いと思います。
他にも車内でご飯食べる前などに置いている方は注意が必要です。
もし車内に置きたい方がいる場合は持ち歩くのがベストかもしれません。
まとめ
夏は外で活動するのに最適な季節ですよね。
自分の好きな車で海に行ったりキャンプしたり…もう挙げ出したらキリがありません笑
ですが一歩間違えて車内に危険な物を放置してしまうと事故になりかねません。
しっかりと対策をして一緒にサイコーな夏を楽しみましょう!!
最後までご覧いただきありがとうございました!
よきカーライフを!