・カーリースのデメリットについて理解できる
・途中解約や残価設定について詳しくわかる
・仕組みが分かるのでカーリースを利用する不安がなくなる
皆様はカーリースについて詳しく理解できていますか??
最近、流行りつつある車のサブスク。その安すぎる料金や仕組みについて、不思議に思いますよね。
「月額5,000円から新車の車が乗れる!!!」
え、うーん…??はい。皆様が思っている事は同じだと思います。
そこで今回はカーリースのデメリットについて徹底解明してみました。
では解説していきます!
なぜ「やめとけ」なのか?
カーリースと検索したら、絶対上の方に「やめとけ」と出てきますよね笑
あながち間違いでもないんですがそうでもないんです。
なぜやめとけなのかを簡単に解説すると、詳しく仕組みを理解しづらいからです。
上手く利用できれば、月々は安いし新車で乗れるしメンテナンスは任せられるしと、
とても便利なサービスなんです。
ですが仕組みが複雑すぎてその仕組みを理解できないうえで利用すると、
「騙された!!」と感じてしまうことが多くなってしまいます。
なのでそうならないために、ここでは具体的に車のサブスクについて掘り下げていきます。
隅々まで理解して上手くカーリースを利用しちゃいましょう!
車のサブスクにおけるデメリットは以下になります。
以上がデメリットになります。
少し多いかもしれませんが詳しく理解出来ると車のサブスクが
より利用しやすくなると思いますよ!
ではそれぞれ詳しく解説していきます。
安く表示されている理由
しかし「月額5千円から新車の車が乗れる」なんてありえませんよね。
確かに嘘ではありません。本当です。
ではどういう仕組みなのか気になりますよね。
これ、あくまで「月額5千円から(~)」なんです。
実は最大借り入れ年数かつボーナス払いの価格を表示しています。
ボーナス払いがない場合もありますが少々月々は高めです。
確かに最安値で乗れるのは魅力的ではあります。
もちろん企業努力による独自の仕入れ価格で提供していたりするので、
一概にそうとは限りませんがほとんどのリース会社がこの表示を採用しています。
また、借り入れ年数についてはリース会社によって異なりますが、
最大7年~11年ほどのローン期間を設けてしまうことになります。
これは車を所有するには一般的には少し年数が多すぎます。
車には新車登録時の3年後に車検という法定点検が義務付けられています。
その後は2年置きに車の車検整備をする必要があります。
例えば新車をローン購入した場合、大体は3~7年後で設定する場合が多いです。
中古車の場合であれば4~6年後が相場になります。
これには訳があり、車検のタイミングで乗り換えると車検費用を浮かすことが出来ます。
また4~7年後は結婚や子どもの送り迎えなどステージが変わりやすい時期でもあり、
ちょうどいいタイミングでもあるためです。
逆にそれ以上の年数となると当時はちょうど良かった小さい車が今では
大きさや性能、デザインなどが物足りない場合や、
ライフステージが変化してしまって扱いづらいなんてことが有り得ます。
また貰えるカーリースの場合であったとしても7年ほど経ってしまうと、
新しい型の車がすでに発売されることによる需要の低下してしまいます。
7年乗ることによる部品やパーツなどの損傷が目立ってしまい、
高くは買ってくれない場合がほとんどだと思います。
世間の人気が別の車のジャンルに移り変わってしまって高く売れないなんてことも有り得ます。
同じく車をローン購入した場合でも年数をおおよそ車検2回目のタイミングにすることで、
これらの理由を避けているとも言えます。
そのくらい車にとって年数は大事な価値の一部なんです。
「じゃあ、借り入れ年数を減らせば普通の値段で新車が乗れるんじゃないの?」
確かに乗れなくはないですが借り入れ年数を減らしてしまうと逆に損すると個人的には思います。
なぜならカーリースの強みというのは、
「月々の支払いが安く済むこと」「一般的なカーローンより長期ローンが簡単に組めること」にあります。
月々の支払いに法定費用や税金、メンテナンス費用などが含まれているため、
月々の支払いがローン購入した場合よりも割高になってしまう可能性もあります。
そのため借り入れ年数を減らしてしまうと月々の支払いが高額になり、
また審査に落ちやすくなってしまいます。
そうなってしまうと個人的にはカーリースである必要がないと考えます。
カーリースの難点、残価設定について
次はカーリースでよく見かけるこの謎のワードについて解説します。
残価設定というのはそこまでヤバいものではありません。
ですが仕組みが少し難しく理解しがたいので、取っつきにくい部分はありますね。
おおまかに説明すると
「車の数年後の価値の値段を先に差し引いて、残りの値段を払うことで車に乗れるシステム」です。
注意:これはあくまで簡単な例です!
つまり残価設定における1番大事なポイントは「残価設定では先に売値を決めてしまうのでその売値に影響を及ぼしてしまう行為は出来ない」というわけです。
残価設定をして契約した場合、主に以下のことが制限されます。
詳しくは下で解説していますが、基本的にこれらが制限されています。
また、各リース会社の契約には「オープンエンド契約」と「クローズドエンド契約」の二種類があります。
「なにそれ難しそう…。」と感じるかもしれませんが、以外と簡単でこれを知っておくだけでもカーリースを利用する上では有利になりますよ!
ではそれぞれ解説しますね。
オープンエンド契約
オープンエンド契約とは、「残価」の値段が分かる(オープンされている)のでオープンエンド契約と言われています。
オープンエンド契約ではリース会社と契約者による「残価の設定」が可能なため、
残価を高く設定して安い値段で車に乗ることが出来ます。
その代わりといっては何ですが、数年後の市場価値が決めた残価より下回った場合は「残価精算」と言って、はみ出した分の料金の支払いをする必要があります。
例:残価設定〔50万〕-数年後の車の価値〔30万〕=〔支払い料金〕20万
この場合だと、残価精算する料金は20万円となるわけです。
また、契約終了時には「買い取り」「乗り換え」「返却」のどれかを選択する必要があります。
まとめるとオープンエンド契約のポイントは、
「契約者が残価を高く設定し安く乗れるがもし下回った場合、
残価の支払いを行わなければいけない場合がある。」
ということになります。少しリスキーですが上手くやれば安く乗れそうですね!
クローズドエンド契約
クローズドエンド契約とは、「残価」の値段が分からない(クローズされている)のでクローズドエンド契約と言われています。
クローズドエンド契約はオープンエンドとは逆で契約者によって「残価」の設定が出来ません。
なので残価を安く設定することが出来ません。
「え、そんなんオープンエンド一択じゃね?」
と、思った方。実はそうでもないんです。
実はクローズドエンド契約では「残価精算」をする必要がありません!
要はリース会社が決めた残価の値段を下回ったとしても、はみ出した分の支払いをしなくても良いんです。
例えば、月々込みでコンパクトカーが300万円で乗れるカーリースが
ありクローズドエンド契約の残価設定をした。
数年後の価値が100万円で売れるため200万円で乗れることになった。
だが数年後の価値が想定していたよりも低く、70万円でしか売ることが出来なかった。
しかし、クローズドエンド契約なので支払いの必要がなかった。
ということになります。
クローズドエンド契約リース側が安全圏内で残価設定を行うため、
オープンエンド契約と比べると設定額は低くなってしまいますが
相場価値の低下による料金の支払いはしなくていいんです!
また、契約終了後は「返却」「乗り換え」のみとなります。
クローズドエンド契約のポイントは、
「契約者が残価設定をすることは出来ないが残価精算を行う必要がないため、リース期間中も安心して車に乗れる」
ということになりますね。車の相場価値を心配しながら乗るよりもコチラの方が安心できそうです。
「結局のところ、残価設定はした方がいいの?」
結論から申し上げますとそれぞれ個人によります。
支払いのリスクはないが、月々が割高になってしまうのは「クローズドエンド契約」
支払いのリスクはあるが、月々を安く抑えられるのは「オープンエンド契約」と言えます。
車がどうしても必要で月々の価格を抑え、長期間乗る場合はリスクの少ない「クローズドエンド契約」をおすすめします。
いろんな車を乗り換えたい・そこまで車に乗らないなど、短期間乗る場合はリスクが少しでも抑えれる「オープンエンド契約」
がおすすめですね!
ですがどちらの契約方式にしても残価設定は、リース会社の所有物なので「自由に扱えない」という点で僕個人的にはしたくはないです笑
中途解約出来ない
先ほど説明致しました、中途解約出来ないことについて解説します。
カーリースは基本的に中途解約が出来ません。
中途解約が出来る場合は限られており主に「事故や盗難で使用不可になったとき」だけです。
また「契約者が亡くなった」「海外転勤などで長期間使用できない」「ケガや病気で長期間使用できない」などの場合もリース会社によって異なりますが、認められた例もあるみたいですね。
またいつでも解約OKというサービスをたまに見かけますが、違約金はしっかり発生するので注意が必要です。
中途解約時に発生する違約金の計算方法
では中途解約をする際の計算方法について解説します。
ちなみに違約金を払う際は一括支払いのみでそれ以外は対応していません。
違約金は主に払う予定だったリース料金を違約金として精算します。
その中から、未経過分の税金やメンテナンス費用、現状での買取価格などを差し引いて割り出した料金を違約金とします。(※厳密には事務手数料や未払い金なども引かれます。)
もし途中解約について不安な方がございましたら、追加オプションで月にいくらか料金を支払うことで違約金の免除が出来るリース会社「SOMPOで乗ーる」がおすすめです。
よく分からないリース会社ではなく大手企業の「SOMPO」なので安心して利用できますよ!
詳しくはこちらのリンクをご覧ください。
しかしいくつか適応条件があるのでしっかり詳細と料金は確認した方が良いかもしれません。
月・年ごとに走行距離が限られている
すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、カーリースにはほとんど走行距離が限られています。
カーリースは車を返却する場合、価格に影響してしまうので走行距離制限を設けています。
リース会社によって異なりますがおおよそ月に1000㎞から1500㎞などが相場みたいです。
頻繁に遠出しない方や出張で遠くに行かない方であればかなり余裕があると思います。
例としては、往復20㎞の勤め先を週5で通ったとしても、
1週間あたり100km×4週=月あたり400㎞ほどになります。
これなら休日に遊びに遠出しても全然余裕がありそうですね!
また、走行距離制限が設けられていないリース会社もありますが
先ほど解説した通りあくまで価値を維持するためなので、長所でもあり短所でもありますね…。
車のカスタマイズが出来ない
次に紹介いたしますのが車のカスタマイズが出来ないことについてです。
カーリースというのは車を借り入れているため車はリース会社の所有物になります。
そのため基本的にほとんどのカーリースがカスタマイズはNGです。
しかし契約後に貰えるサービスがあるリース会社であればカスタマイズOKの場合もあります。
リースに限らず車のカスタマイズというのは、個性が強いカスタムをしてしまうと他オーナーが購入しなくなる場合があるので※価格に響いてしまう可能性があります。
※逆にカスタムすることで値段が上がることもあります(スポーツカーに使用するカスタムなど)
同じく残価設定の契約を行っている場合もカスタムによって車の売却価値が下がってしまい、
設定した残価をキープできないためカスタムは基本NGになっている訳です。
また本人の名義ではなくリース会社の所有物でもあるためです。
カスタムはNGと解説しましたが、原状回復が可能ならカスタムOKの場合もあります。
しかし基本的にはNGなので各リース会社をご確認ください!
ですが「MOTAカーリース」なら内装・外装ともにカスタマイズが可能です!
スポーツカーもたくさん取り揃えており月々の費用を抑えながらにして、
カーリースを利用できるというとてもお財布にも車にも嬉しいリースです笑
詳しくはこちらからどうぞ!
返却時に修理費用が必要な場合がある
カーリースは借り物のため返却する際は修理費用が必要な場合があります。
しかしよほど大きな傷でなければ請求されることはありません。
ヘコミや大きな擦り傷などは厳しいかもしれませんが、1㎝以下の傷でなければ請求はされないと聞いたことがあります。(確証はないので噂程度に…)
また残価設定のオープンエンド契約の場合はもし相場価値より低かった場合は、
修理とは別で劣化などによって査定価値が下がってしまい支払いが発生することがあります。
オープンエンド契約の場合は注意が必要ですね。
また、もらえるカーリースの場合だと返却しないので、余計な請求がされないことについては安心出来ますね。
しかし契約時に貰えるプランを契約しておかないといけません。
もともと貰える仕様の場合もあるので各カーリースの詳細をご覧ください!
まとめ
カーリースは上手く使えば大変便利なサービスですが、仕組みをよく理解しておかないと
「騙された…」となってしまうこともあります。
僕はお金があまりなかったので欲しい車を諦めましたが、カーリースなら月々を安く維持出来るので好きな車の車を乗れるのはとても魅力的です。
僕は「どうしても車に乗りたい!」「この車が好きだけど諦めたくない」と思っている方々の背中を少しでも押してあげてればいいなと思います。
ちなみにマツダ3です。かっこいいよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。よきカーライフを!