その運転、不快にさせているかも?車の運転が上手くなる方法とは?

  • 2023年6月17日
  • 2023年10月18日
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記事のポイント

運転が上手くなるコツについて良く分かる

筆者の車に乗った人みんなが絶賛したので参考になる

車の運転初心者の方でも簡単で分かりやすい内容にまとめました!

「運転荒いね…。」「危ない!あーびっくりした~…。」

こんな言葉、同乗者からよく聞きませんか?

僕も免許取りたての頃、めちゃくちゃ聞きました。

「そんなに驚かなくてもいいじゃん…。」ってなりませんでしたか?

あれちょっと気分下がっちゃいますよね(笑)

そこで今回は運転が上手くなる秘訣について、解説していきたいと思います。

ここを抑えていれば同乗者に不快な思いをさせることなく、さらには運転している本人もゆとりのあるドライブが出来ると思います。

では早速見ていきましょう!

目次

不快にさせてしまう間違っている運転の仕方とは?

まず運転が上手くなるには、不快にさせてしまう運転の仕方を理解することが重要です。

上手に運転できる方法を知っていても、根本的な間違った運転の仕方を理解できていないと対策しようがないからです。

結論から言うと共通するのは安心感のない運転です。

車は助手席や後部座席の人たちは車をほぼ操作できません。

大げさに言えば運転する人に命を預けているようなものです。

そのため頭や体が大きく揺れたり、事故しそうな距離感・スピードに対して不快に感じてしまうんです。

その例を理解するためにもう少し掘り下げてみましょう!

では不快にさせてしまう運転の特徴を紹介します。

その特徴とは、

・急なアクセル・強いブレーキを踏む

・スピードの出しすぎ

・急なハンドル操作・フェイントハンドルを使用する

・丁度良い車間距離ではない

・道の流れに合わせない

・周りの状況が読めない

などがざっと挙げられます。

その対策方法もこの記事で紹介していますので、参考になればと思います!

では解説していきます!

不快な運転①:急なアクセル・強いブレーキを踏む

車を運転するときに必要不可欠なアクセルとブレーキ。

まずは基礎のここから解説します。

車は加速・減速するときには必ず慣性の力が働きます。

慣性とは、電車で加速した時や減速した時に感じる「おっとっと」ってやつですね。

車も同じで加減速するときは必ず発生します。

この急な操作をすることによって何が良くないのかというと、

急な操作をすることで反応が遅れたり視点が慌ただしくなってしまう可能性があります。

他にも慣性を感じると同乗者は頭が揺れたり、体に力が入るため不快と感じてしまうのです。

不快な運転②:スピードの出しすぎ

その②は、スピードの出しすぎです。

法定速度は85パーセントタイル速度という測定方法に基づいて設計されています。

他にも車線の数や市街地か郊外か、中央分離帯があるかどうかなどで判断されています。

これは天候や他の交通の影響を受けない場合に85パーセントの自動車が超過しない速度、すなわち100台の自動車が通過した場合、速度が低い方から数えて85台目(高い方から数えて16台目)の自動車の走る速度であり、多くのドライバーにとって合理的で、速度制限の適切な基準であり、欧米では規制速度検討時の指標として利用されることが多い

日本における速度規制 – Wikipedia

つまり、この速度を超えると危険性が高まり安全に運転がしづらくなるワケです。

また、ハンドルの操作による事故の可能性や視認が遅れてしまう場合があります。

ドライバーが不安がってしまうと、同乗者に「怖い」や「危ない」などの印象を与えてしまい、不快な気持ちになってしまいます。

不快な運転③:急なハンドル操作・煽り(フェイント)ハンドルを使用する

次は、急ハンドル・フェイントハンドルを使用することです。

急ハンドルを行うと車が急激な姿勢変化を起こすため、外側に強い遠心力がかかって体が揺られてしまいます。

例えるなら、ジェットコースターが加速して落ちた後の重っ!って感じるやつです。

急ハンドルをしてしまうと同乗者が不快な気持ちをするだけでなく、周りのドライバーを危険に晒してしまう恐れがあります。

フェイントハンドルは今の世代では、あまり使われてないかもしれませんが一応紹介しておきます。

フェイントハンドルは交差点などで使用する人が多く、曲がりたい方向とは反対に切ってから曲がるという2000年代頃に流行ったテクニックです。

なぜやるのかは分かりません。ドリフトする動作のようにかっこよく見せたい、4WD車を曲げるテクニック、車体感覚が掴めないからなど諸説あります。

ですがこれも、同乗者が嫌な思いをするだけでなく周りの車が危ないのでやめましょう!

不快な運転④:丁度良い車間距離ではない

次は丁度いい車間距離ではないことです。

最近だと近すぎる車間距離は「煽り運転」とも呼ばれていますね。

この「煽り運転」をしてしまうと車間距離不保持という違反を受けてしまい、

普通車であれば一般道で6000円の1点

高速道であれば、9000円の2点

という罰則を受けてしまいます。

車間距離は近すぎると、先行車や同乗者が嫌な気持ちになってしまうことも有り得ます。

また、車間距離が開けすぎるのもあまり良くありません。

車間を開けすぎる運転のやり方は、運転初心者や高齢者に多い印象があります。

車間距離を開けすぎると全体の車の流れが悪くなる可能性があったり、スピード感覚が掴みづらいため中途半端な合流・右左折をされる場合があります。

また、慣れない運転のように見えるため、あまり安心感はないかもしれません。

不快な運転⑤:車の流れに合わせない

続いては車の流れに合わせないことです。

車の流れに合わせないとは、車線が限られている状況で速度を先頭車両に合わせないことを言います。

これには様々な意見がありますが、個人的には流れに合わせる派で解説させていただきます。

なぜなら流れに合わせないことで円滑に交通が回らなくなり、

詰まりの原因となり事故の可能性が上がることも有り得るためです。

高速道でも言えますが一般道で流れに乗っていない人がいると、

そこから詰まり始め渋滞を引き起こす原因になってしまったり、低速域で最も多い

事故の追突の可能性も増え始めます。

結果、運転手・同乗者ともに危ない思いをしたり、周りのドライバーに迷惑をかけてしまう可能性があります。

そのため、なるべく先行車についていけるようにしましょう。

不快な運転⑥:思いやり運転が出来ていない

その⑥は、思いやり運転が出来ていないことです。

だいぶざっくりとしていますが要は配慮が足りていないということです。

これが出来ていないと、1番安心感を損ねる運転をしてしまう可能性が高いです。

例えば、「追い越し車線をゆっくり走る」「合流の際に不自然なスピードで走っている」「ウィンカーが遅い」など例を挙げきれませんが他にもたくさんあります。

身勝手な運転をすることで煽り運転をされる原因を起こしてしまったり、事故の要因になったり自分や同乗者を危険に晒してしまう可能性があるのです。

他のドライバーにも迷惑をかけてしまうこともあります。

補足:煽り運転をされる原因について

確かに煽り運転は良くありません。

後続車によるプレッシャーで事故を起こす原因になったり、急ブレーキによる追突事故の可能性も考えられます。

しかし、煽り運転をされる原因となる運転の仕方も完全には否定できないのです。

例として挙げると、「死角からいきなり割り込み」「車線を占領しゆっくり走る」「危ないタイミングでの合流」などがあります。

不自然な運転はしていないか、他のドライバーの気持ちになって考えてみましょう。

原因は自分にもあるかもしれません。

もちろん訳も分からずいきなり煽り運転をされるなど、嫌な思いをした方もいらっしゃるかもしれません。

もし煽り運転をされてしまったら、車のカギと窓を閉めてハザードを焚いて道を譲りましょう。

一緒に車を停めて何か文句をつけてきたら、自らで解決せず警察を呼んで仲介してもらうのが一番安全です。

余裕がある上手な運転をするには?

不快にさせてしまう運転の特徴を紹介してきましたが「では余裕のある上手な運転をするためには?」について解説していきます。

余裕のある運転を行うことで交通が円滑になるだけでなく、同乗者にとっても安心して車に乗れます。

「えっ、運転上手…!」なんて思わせることも出来ちゃうんです。

「車の運転に慣れる」のが一番ですが、運転が苦手な人にとってはざっくりで難しいと思います。

つまり結論としては、車体感覚を覚えることです。

他にも大事なことがありますが、これを基準として事故を起こさない運転や思いやり運転が出来ることに繋がると考えました。

要点のみを抑えたい方は車体感覚を覚えるへどうぞ!

他にも余裕のある上手な運転を行うための方法をいくつか挙げると、

・自分に合うドライビングポジション

・ゆっくりな発進、なめらかな加速

・優しいブレーキ操作

・落ち着いたハンドル操作(握り方編)

・落ち着いたハンドル操作(カーブの曲がり方編)

・丁度いい車間距離

・周囲への気遣い

・車体感覚を覚える(車体の大きさ編)

・車体感覚を覚える(内輪差編)

などが主に挙げられます。

全て出来たらめちゃウマ運転間違いなしですが、全て完璧な人はなかなかいません。

「ダッシュボードの水をこぼさないロールスロイスの専属ドライバー」くらいです。

車の運転は簡単そうでとても難しいです。

なのでゆっくりでいいので1つずつ慣らしていきましょう!

それではそれぞれ詳しく解説していきます。

上手な運転をする方法①:自分に合うドライビングポジション

これは基礎中の基礎とも言えます。

自分に合うドライビングポジションでないと上手な運転は行えません。

プロレーサーの中では、それぞれのレーサーに合ったシートを作るくらいです。

自分に合うドライビングポジションで運転することで、咄嗟にブレーキを踏めたりなめらかな加速を行うことが出来ます。

また、力を極力使わない余裕のある運転も出来ますよ!

ということで自分に合うドライビングポジションの探し方は、これを参考にして合わせてみましょう!

出典:クルマの運転の基本 ~正しいドライビングポジション~ | トヨタ自動車のクルマ情報サイト‐GAZOO

特に注意してほしいのが「ペダルを奥までしっかり踏めるか?」「肘が伸びきってないか?」

を意識してポジションを合わせるとより良い運転が行えますよ!

上手な運転をする方法②:ゆっくりな発進、なめらかな加速

ゆっくりな発進、なめらかな加速は上手い運転をするための一歩といっても過言ではありません。

優しいアクセルの操作をすることで慣性がかかりづらく、

体が揺れないため同乗者も心地が良くなります。

では具体的に「どうやれば体が揺れない滑らかなアクセルを踏めるのか?」を解説します。

その方法とは、かかとを中心にして足の重みと母指球でアクセルを押してあげるイメージです。

「踏む」というよりかは、「母指球で押してあげる」イメージです。

「母指球」とは、足の親指の付け根あたりにあります。

軽く練習してみましょう!

➊かかとを地面につけて足先だけ持ち上げる

➋かかとを中心に、少しづつ足先の力を抜く。

➌かかとはついたままで母指球で押すのを意識してみる

➍「ブン!ブン!」とふかすイメージで➊~➌を繰り返してみる

まずはこの上がったり下がったりする感覚を感じてみましょう。

少し練習したら、近所の広い駐車場や車通りの少ない夜中の公道などで

実際にやってみるのもいいですね。

このやり方はブレーキをする際にも使えるので練習しておくのはおすすめですよ!

上手な運転をする方法③:優しいブレーキ操作

お次は優しいブレーキ操作を行うことです。

ブレーキは車を運転するにあたってとても難しい操作の1つだと思われます。

身近なタクシードライバーであったら「この人の運転苦手だな…」と感じたり、

レーシングドライバーであればブレーキは強すぎても弱すぎてもいけません。

実はそのくらいブレーキは難しいものなんです。

そんなの出来なくて当たり前なんです。難しすぎますよね。

なのでここではブレーキの基礎や基本を紹介します。

まずブレーキで1番大事なのはそっと踏むような優しいブレーキ操作が必要なんです。

タイトルにもある通り優しいブレーキ操作が上手な運転に繋がります。

そのための具体的な方法としては、

・ペダルレイアウト(足の位置)

・ブレーキのタイミング

・ブレーキの踏み方

の3つに分けて解説していきます。

ブレーキの踏み方だけ見ていただければだいたい分かるので、

要点だけ抑えたい方はブレーキの踏み方へどうぞ!

では1つずつ解説していきます。

上手な運転をする方法③-1:優しいブレーキ操作(ペダルレイアウト編)

ここでは基礎となる足を置く位置について解説します。

ここを安定させないと優しいブレーキ操作は難しくなります。

そのため確認しておくのがおすすめですよ!

まずは踏み方のパターンから見ていきましょう。

まずペダルを踏み方のパターンは主に4種類ほどあります。

A:ブレーキペダルの前にかかとをつけ、かかとを支点にずらしてアクセルを踏むパターン

B:アクセルペダルの前にかかとをつけ、かかとを支点にずらしてブレーキを踏むパターン

C:アクセル操作はかかとをつけて、ブレーキ操作は足を浮かせてを踏むパターン

D:左足でブレーキ、右足でアクセルを踏むパターン

どの方法も間違ってはいませんが、それぞれ特徴があるので詳しく解説します。

Aはクルマの運転の基本 ~上手なアクセルとブレーキ操作(オートマ編)~ | トヨタ自動車のクルマ情報サイト‐GAZOOで推奨されていたものです。

ブレーキペダルが支点ですぐに踏めるため、安全性が高くブレーキの調節しやすいです。

しかし、若干ブレーキペダルの方が前に出ている僕の車では難しいので使っていません。

Bは多くの方がこの方法を取られているのではないでしょうか?

アクセルが支点だとアクセル操作が安定しやすく、ブレーキペダルの踏みかえがしやすいです。

しかし、Aと比べるとすぐにブレーキが踏めないため安全面には欠けますが、

高速やバイパスなど比較的に速度が速い道路ではに楽に運転が出来ます。

Cは主に自動車の教習所で教わる方法です。

なぜブレーキを浮かすのかというと、

「昔の車は少し踏むだけでは止まらなかったため浮かして強く踏めるようにしている」

「初心者ドライバーはブレーキの感覚が掴めないから強く踏めるように教えている」

など諸説ありますが、強くまたは瞬間的に踏めるという点ではこの方法は安全性が高いと言えます。

しかしかかとを支点にしていないため調節がしづらく、

体が揺れてしまうブレーキになりやすいです。

Dは主にモータースポーツなどを行うレーサーが使うものになります。

レースでは、瞬間的に丁寧なブレーキとアクセル操作が必要なのでこの方法を使う人が多いです。

この方法は、アクセル・ブレーキが両方とも瞬間的にかつ安定して踏めるのでおすすめです。

しかし、慣れるまでが大変であることや踏み間違いなどのミスが起きやすいことが挙げられます。

筆者はこの方法を使っています。

運転にまだ慣れていない、難しいと感じる人はCがおすすめです。

かかとがついているブレーキの踏み方はアクセルの踏み方のように、

安定しやすく踏み間違いも減らすことが出来るため

運転が上手くなりたいと思う方はAまたはB、最終的にはDをおすすめします。

上手な運転をする方法③-2:優しいブレーキ操作(タイミング編)

ブレーキは足の姿勢・踏み方・タイミングによって大きく変わってきます。

F1などのレースもブレーキが下手だと話にならないくらいなんです。

ブレーキのタイミングが上手くなると「怖い怖い!ブレーキ遅いって!」

なんて言われることもなくなったり、それどころか、

上手な運転として褒められること間違いなしです!

ではタイミングについて解説していきます。

まずブレーキのタイミングで1番重要なことは、

速度計を見てブレーキの強さを調節してあげることです。

おそらく実際にやっている人は少ないかもしれません。

ではここからは具体的に解説していきます。

ブレーキ調節のイメージ表を簡単に作ってみました。

ブレーキ調節の仕方はこのイメージです。このタイミングが理想だと言えます。

少し分かりづらいかもしれませんが、

停止したい距離が遠く、速度が速い場合はブレーキを強く踏み、

だんだん踏む強さを緩めていくイメージです。

また、停止したい距離が近く、速度が遅い場合はブレーキを弱く(優しく)踏み、

だんだんと優しく緩めていきましょう。

なお両方とも、この間は車の姿勢を感じ取りながらなるべく一定を保ちましょう。

逆に良くない例を2つ見てみましょう。

良くない例から自分に当てはまっているポイントを参考にすることで、

自分の弱点を見直したり、その改善も出来るかもしれません。

あまり良くないのがこの2つの例です。

赤色と緑色が街中によくいる下手なドライバーになります。

それぞれ何が良くないのか分かりますか?

はい、そうなんです。

赤色はスピードが速かったため止まる距離が近くなってしまい、

ブレーキが遅くブレーキが強くなってしまったんです。

また「きっと前の車は進むだろう」と油断した結果、

進まなかったので強いブレーキを踏んだという可能性もあります。

年齢が若い人はおそらくこれが多いのではありませんか?

実はこれ、僕もよくなってました…。

続いて緑色の場合は経験されている方もいらっしゃるかもしれません。

踏むタイミングは間違っておらず完璧ですが、ブレーキの強さが調節できずグッと踏んだため、

急に減速し「チョロチョロ~…」と進んでからまたブレーキを踏みました。

結果、止まりたいところには止まれませんでした。

このブレーキのかけ方は初心者や年配の方が多い印象があります。

先行車との速度感覚と車間距離が正確に把握できず、ぎこちないブレーキになってしまいます。

この二つを改善する方法は、

「スピードメーターを見つつ車の姿勢を感じ取りながら、ブレーキを調節すること」

が重要となります。

また「どのくらい踏むとどのくらい止まるのか?」を把握しておくのも重要となります。

普段、お仕事や時間にあまり余裕がない方は、車に乗ったときに少し意識するだけでも全然変わってくるのでぜひやってみましょう!

また、時間に余裕のある方は夜の車通りの少ない道路などで、

信号や一時停止の停止線で練習してみるのもいいかもしれません。

上手な運転をする方法③-3:優しいブレーキ操作(踏み方編)

1つにまとめきれなかったためハンターハンターみたいなタイトルになってしまいましたが、

ここでは踏み方について解説していきます。

ブレーキを上手く使って体や頭が揺れない運転をすることで、

安心して車に乗れるうえ、同乗者を寝かせることも出来てしまうんですよ!

ちょっといい感じのあの子にも「えっ、ブレーキ上手…かっこいい!」

なんて思わせるのもお手の物です。

では踏み方について解説していきます。

まず結論から申し上げます。

1番手っ取り早いのは車の姿勢を感じながら運転することです。

詳しく解説します。

車というのは、綺麗にまっすぐ走っているわけではありません。

加速や減速などによって姿勢は絶えず変化しています。

「急発進したらシートに押し付けられる」「急ブレーキすると前に飛んできそうになる」

のと同じイメージです。

車も同じで慣性の力がかかっておりブレーキをすると前に慣性がかかるため、

車が前にのけぞる姿勢をとっています。

そこでサスペンション(車の振動・姿勢を助けるバネ)が元に戻ろうとして、ガックンとしたブレーキになってしまうわけなんです。

つまり「車が今どういう姿勢なのか」を感じながら運転することで、ブレーキの繊細な調整が出来るようになるのです。

ではここからは、踏み方について具体的に解説していきます。

ちなみにここでもアクセルと同じく母指球を使用して踏んであげます。

なるべく、かかとをしっかりつけて調整してあげましょう。

➊スピードメーターを見つつ、ブレーキを少し踏んでどれくらい減速しているか確認する

➋車の姿勢を崩さないようにブレーキを強くしていく

➌「もう止まれるな」と感じたら1cmずつ緩めていくイメージで緩める

前方に車がいる場合は、その車の速度に合わせてブレーキを踏むのもアリです。

しかしブレーキに関しては慣れが必要なのでたくさんドライブをしたり、練習をして慣れないと難しいのもあります。

また、ブレーキをなるべく踏まない方法もあります。

それはエンジンブレーキを使用することです。

エンジンブレーキを使用することで、ブレーキランプ連発による後続車への勘違いを防止したり、フットブレーキを極力抑えて上手なブレーキをかけることが出来るんです。

エンジンブレーキはどの車でもアクセルを踏まないときは働いていますが、

AT(オートマ車)だとエンジンブレーキがしっかり効かない可能性があるんです。

なので車種によって異なりますが、シフトのD(ドライブ)の1段下または隣にある

L(ロー)やS(スポーツ)、B(ブレーキ)、M±(マニュアルモード)

などがエンジンブレーキを強くするギアになります。

速度にもよりますが実際に止まりたいと考えている所より、

手前からアクセルを離したり、エンジンブレーキを使用してあげることで上手な止まり方が出来ます。

また、このギアを入れてあげることでブレーキを踏む手間を減らし、

十分に減速できた所をブレーキで足してあげることで上手に止まることが出来るので使用することをおすすめします!

上手な運転をする方法④-1:落ち着いたハンドル操作(握り方編)

4つ目は落ち着いたハンドル操作です。

ハンドルの持ち方もそうですが、ガチガチにハンドルを握ってしまうと、

必要以上にハンドルを回してしまったり安心感のない運転に繋がってしまいます。

そこでここではハンドル操作や持ち方について解説します。

まずハンドルの持ち方については9時15分をおすすめします。

なぜかというとこの持ち方が安定しやすく操作もしやすいからです。

また、エアバッグが作動した時に安全な位置でもあります。

教習所では10時10分が良いとされていましたが、

それはパワーステアリング(ハンドルを回しやすくする機能)がついていなかった時の持ち方であり、

最近の車では標準装備となっているためこの持ち方はあまり必要がありません。

また、その位置でハンドルを握ると肩がこわばってしまい疲れる原因にもなりかねます。

そのためメーカーが9時15分を持つことを想定してハンドルを作っていたり、

実際にプロレーサーの人たちが使用しているのがこの持ち方です。

しかし人によってどの持ち方が一番持ちやすいのか感じ方が変わってくると思うので、

おすすめは9時15分ですが1番は自分に合った握り方を探すことです。

とはいえ、実際に片手運転をする人は多いんじゃないでしょうか?

片手運転は安全運転義務違反に当たるため、片手運転中に事故を起こしてしまった場合、

罰則を受けることになってしまいます。

(安全運転の義務)

第七十条 車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。

道路交通法 | e-Gov法令検索

なお、普通車の場合は違反点数が2点の普通車9000円の罰金になります。

片手運転をすると比較的、両手運転のときより操作を誤りやすいので事故を起こしてしまう可能性が高くなります。

なのであまりおすすめは出来ません。

でも正直、片手運転をしている方は多いと思います。ちなみに僕もそうです笑

片手運転は危険ですが、長距離や長い時間運転していると便利ですよね。

また、ちょっと余裕のある運転している感じがあって憧れている人も多いと思います。

そのためいくつか片手運転の仕方を紹介します。

しかし参考程度にお願いします。

片手運転の仕方はおおよそ3つに分けられます。

・3時持ち

・4~6時持ち内掛け・外掛け

・12時持ち

それぞれ簡単に解説します。

・3時持ち

ハンドルのウィンカーあたりを持つタイプです。

両手運転の左手がないバージョンなので操作はしやすいです。

ウィンカーも出しやすく操作もしやすいので、安定性があります。

1番シンプルで扱いやすいと思います。

・4~6時持ち内掛け・外掛け

ハンドルの下の方を持つタイプですね。

下の方を持つため腕をあまり伸ばす必要がなく疲れない運転が出来ます。

高速やバイパスなど長い直線の道路では使いやすいです。

しかしハンドルが回しづらく初心者には難しいかもしれません。

・12時持ち

ハンドルの上の方を持つタイプです。

腕を常に伸ばしている必要があり疲れやすいです。

また繊細な操作がしづらく回しづらいです。

これはルックス重視だと思います笑

運転に少しづつ慣れてきたら実際にいろいろな持ち方を試してみましょう。

ハンドルの握り方においては、自分に合った持ち方を探すことがベストだと思いますよ!

上手な運転をする方法④-2:落ち着いたハンドル操作(カーブの曲がり方編)

先ほどでは握り方を解説しましたが、ここでは回し方について解説いたします。

「回し方って別に重要じゃなくない?」

と思った方、実はそうでもないんです。

回し方1つで体や頭の揺れを抑えることが出来るんです。

つまり同乗者の人に安心感を感じさせることが出来るんです。

では解説していきます!

ハンドルは実は少し回しただけで曲がるんです。

つまり結論として、充分に減速しアクセルで調節することが重要です。

詳しく解説しますね。

車は曲がる時は必ず遠心力(外側に押そうとする力)がかかります。

ジェットコースターを乗っているときの飛んでいきそうになるやつです。

これは同乗者に不安を与える要素となってしまったり、

視野が狭くなり事故の原因になってしまいます。

曲がり角で遠心力を感じる運転をしている人の多くは、ハンドルを回すのが遅かったりハンドルの切りすぎなどが原因となってしまいます。

そのため体や頭が揺れてしまい不快な気持ちになってしまいます。

その悪い例として、

・ハンドルを切るのが遅い

・ハンドルを切りすぎ

・ハンドルを大きく切り返す

それぞれ具体的に解説します。

・ハンドルを切るのが遅い

ハンドルを切るのが遅いとこのように大きな動きになってしまい、

急いでハンドルを切ると大きな遠心力がかかるため上手な運転とは言えません。

パッと見、極端なように見えますが、自分の経験上はほとんどの人が出来ていませんでした。

原因としてはどれくらい曲がるかを理解していないことです。

・ハンドルを切りすぎ

ハンドルを切りすぎるとこのような動きになってしまいます。

カーブ終わりでハンドルを戻すときにグンと慣性がかかります。

多くのドライバーはやってしまっているイメージです。

意識していない人にとっては難しいかもしれません。

原因としては戻すタイミングが遅いことです。

・ハンドルを大きく切り返す

これはかなり極端な例ですが、カーブ中に大きくハンドルをさらに切るとこのような動きになります。

この良くない例が1番ドライバーの中で多いと思われます。

ハンドルをさらに切ること自体は悪くありませんが、

切る量が多すぎてグワンとなってしまい上手な運転とは言えません。

原因としてはハンドルを切る量が多すぎることです。

対策としてはまず、カーブに入る前にしっかりとブレーキで減速してあげましょう。

カーブに入ったら少しだけハンドルを切りアクセルで調節してあげます。

するとハンドルを回した方向に車は進もうとするので、綺麗にそして素早く曲がれるんです。

加速すると遠心力がかかるため、外側に膨らんでいきます。

減速すると遠心力が収まるので、内側に向きます。

このときハンドルはなるべく動かさず、アクセルだけで調節してあげましょう。

これを上手く利用することでハンドルの切りすぎによる揺れを感じることがなくなり、

安心出来る運転に繋がります。

また、カーブの終わりに沿って優しくハンドルを戻してあげると、

ハンドルの切りすぎの対策になり上手な運転が出来ますよ!

つまり「十分に減速しカーブの角度に沿ってハンドルを戻すこと」

が大事になります。

意識するだけでも全く違うので、運転する機会があればチャレンジしてみましょう!

上手な運転をする方法⑤:丁度いい車間距離を取る

車間距離も上手な運転をするための1つの要素と言えます。

先行車が急なブレーキをかけたときや走行ルートに障害物があるときに車間距離を開けていると、

こちらも強いブレーキを踏む必要がないので優しいブレーキ操作を行えるんです。

つまり、車間距離は同乗者にとっては安心出来る距離とも言えます。

同乗者はブレーキが出来ないので危険と思わない車間距離を取る必要があります。

車間距離を空けることで先行車にストレスやプレッシャーを与えることもなくなります。

双方にとって車間距離を取ることはメリットしかないんです!

また車間距離が近いデメリットとしては煽り運転と判断されてしまうと罰金を払わないといけない場合があったり、先行者にプレッシャーを与えてしまい事故の原因にもなりかねます。

詳しくは「丁度良い車間距離ではない」をご覧ください。

「じゃあ、丁度いい車間距離って何?」

と気になっている方もいらっしゃると思うので解説いたします。

結論、しっかりとした定義はありません。

ですが判断する方法として停止出来ると思える距離や車間時間で測る

という方法が日本の警察には取り入れられています。

詳しく解説いたします。

出典:走行中の適切な車間距離は? | JAF クルマ何でも質問箱

JAFのサイトによると車の速度ごとに停止距離が大きく変わり、

一般的には速度が速ければ速いほど車間距離を空ける必要があります。

余談にはなりますが、車体が重い車や荷物をたくさん積んでいるトラックなどは

すぐには止まれないためさらに車間距離を空ける場合もあります。

にしても「何mの車間距離を取れ」なんて言われても、

どれくらいの距離なのか把握できる方は少ないと思います。

そこで埼玉県警で取り入れられている「0102運動」を意識してみるのがおすすめです。

「0102運動」とは、何か建物や地点などを基準として先行車が

通り過ぎたあとに自分が時間を測って車間を空けるという方法です。

出典:走行中の適切な車間距離は? | JAF クルマ何でも質問箱

このように時間で車間距離を空けることで心理的な余裕も生まれ、

余裕のある運転が可能になるんです。

一般道では2秒以上、高速道路では3秒以上がおおよその目安ですね。

また車の運転中に数えるので速くなってしまいます。なのでなるべく「ゼロイチゼロニ」と数えた方が

ちょうどよい秒数になります。

「でもここまでやるのちょっと面倒くさくない?」

確かにそうですね…。そう思う方もいらっしゃいますよね。

ちなみに僕もそうです。ズボラなので笑

そのような方におすすめなのが、車2台分ほど空けるというやり方です。

僕の場合では、高速道路では3~5ほど空けてます。

ポイントなのがなるべくプレッシャーを与えない走り方をすることです。

常に車間距離を確認しながら走ることで自分のココロにも余裕が生まれ、

相手も焦らずに運転出来るので事故のリスクを大きく減らすことが出来ます!

車間を詰めても到着時間はさほど変わりません。

気持ちに余裕のある運転が同乗者も安心出来る運転に繋がりますよ!

上手な運転をする方法⑥-1:周囲への気遣い(クルマ編)

ようやく6つ目です。ここまで大丈夫ですか?もう少しなので頑張りましょう!

6つ目は周りの車への気遣いになります。

教習所でも教わったと思いますが、思いやり運転って実はかなり大事なんです。

いくら運転の基礎を知っていても思いやりのある運転が出来なければ意味がありません。

結論、思いやり運転をするためには常にミラーや目視などで交通の状況を把握しておくことです。

愚者と賢者の話はご存じですか?

「賢者と賢者では、お互いに感謝し合いどちらかが道を行く。」

「賢者と愚者では、賢者が道を譲り愚者は気にせず行く。」

では、愚者と愚者がもし遭遇したらどうなってしまうんでしょうか。

そうです。お互いに気にせず道を行くため事故が発生してしまいます。

たったどちらかが賢者であるだけで事故は避けられるんです。

ですのでなるべく譲り合いの精神を心がけましょう!

とはいえ、どのような場面で相手の車を譲ればいいのか分かりにくいですよね。

変なタイミングで譲ってしまうと逆に交通が滞ってしまいますし…。

僕も初心者の頃は意味もなく右折車に譲ってしまったこともあります笑

ということでここでは、具体的にどのような譲り方と場面があるのかを解説いたします。

譲り方としては、手振りやパッシング、ヘッドライトをつけて消すなどがあります。

だいたい譲る姿勢は分かってくれることがほとんどですが、

なるべくサインを出した方が勘違いによる危険性が減るためおすすめです。

もし自分が譲ってもらったら手振りや軽いクラクションを2回ほど、ハザードなどの方法があります。

手振りは分かりづらいので僕は軽いクラクションを2回鳴らしてます。

ですが実は、必要でない場面でクラクションを鳴らすという行為は違反になります。

処罰されるケースはほぼありませんが、あまりおすすめは出来ないかもしれません。

基本的に車を譲る場面で挙げられるのが、

➊こちらの交通が停止している、または渋滞しているときの左折合流

➋対向車線が詰まっているときの対向車右折

➌幅員減少の道路で相手がウィンカーを出している場合

➍絶対通れないな、と感じるスペースはあらかじめ空けておく

➎高速で渋滞に入るときやおかしな挙動するときはハザードを忘れずに!!

おおよそこれくらいですかね。

それぞれ解説いたします。

➊こちらの交通が停止している、または渋滞しているときの左折合流

中央分離帯のない片道1車線の道路でこのような場面をよく見かけます。

比較的に信号の変わる速度が速く、右折で詰まる交差点などがこのような場合が起こりえます。

この画像のように道を空けていれば左折待ちの車がスムーズに左折でき、

円滑な通行が可能になります。

ちなみに右折の場合は空けない方がいいかもしれません。

譲られた方は焦って右折しようとする場合が多く、反対車線や歩道の確認を怠ってしまい事故になるケースがあるためです。

しかし交通が少なく、見通しの良い交差点なら譲るのもアリかもしれません。

➋対向車線が詰まっているときの対向車右折

こちらも同じく中央分離帯のない片道1車線の道路で見かけますね。

こちら側の交通量が多く充分に待たないと曲がれない場合に起こりえます。

この場合は反対車線が滞ってしまい渋滞の原因になってしまったり、円滑な交通は不可能になります。

ですのでなるべく譲ってあげましょう。

ちなみに自分の車のみの場合はすぐに通れるので譲らなくて大丈夫ですよ!

➌幅員減少の道路で相手がウィンカーを出している場合

皆さんはこのような標識を見たことがあると思います。

このような幅員減少や車線数減少の場合、車が合流してくる場合があります。

もしこの赤い車のように合流してきそうになったら、パッシングなどをして譲ってあげましょう。

時々、死角に車がいて合流してくる場合があるので、高速やバイパスなど合流してくる道路があれば、

あらかじめサイドミラーで確認しておき相手の速度によっては加速したり、

速度を落として譲る臨機応変さも大事です。

➍絶対通れないな、と感じるスペースはあらかじめ空けておく

都内や都会ではあまりこの場面に遭遇することはないかもしれませんが、

田舎の狭い道や山道などでは多いイメージがあります。

僕は田舎住みなのでこの場面によく遭遇します笑

このような道路の場合は路側帯といってすれ違いようにスペースが空いているので、

明らかに狭くて自信のない道であればここで待機しておきましょう。

もし路側帯がない場合であれば広めのスペースを探しそこで待機すると安全にすれ違えますよ!

➎高速で渋滞に入るときや普段しない行動をするときはハザードを忘れずに!!

これに関しては譲るというより、事故を防ぐために必ず知っておいてほしいことです。

高速で渋滞の先頭に来た場合はハザードを焚くことを徹底してほしいです。

距離感が分からず急ブレーキをかけてしまうパターンや

油断して事故になってしまうケースを防ぐためです。

知っておかないと事故を起こしてしまいかねないので必ず意識しましょう!

また普段しない行動をするときはハザードを焚くのもおすすめです。

道路が破損した部品などで散らばってしまった事故現場に合った時や、

普通に走行する上で有り得ないことが起こった時に使うものです。

他にもバックするときや事故を起こしてしまった時など、

とにかく普段しない行動をする時はハザードをつけることが多いです。

周りの車を気遣うことで事故になるリスクを減らしたり遭遇する確率をグッと減らすことが可能です。

また交通が円滑になり渋滞のリスクを減らすことが出来ます。

車に乗る機会があれば意識してみましょう!

上手な運転をする方法⑥-2:周囲への気遣い(歩行者編)

1つにまとめきれなかったため、二部構成で解説いたします。

続いては歩行者に対する気遣いになります。

「え、でも歩行者とか上手な運転には繋がらなくない?」

って皆さん思いますよね。

実は歩行者や自転車などしっかり気遣えないと急ブレーキを踏んでしまったり、

事故を起こしてしまってお互いに嫌な思いをしてしまうことも有り得ます。

そうならないようにここでは、周囲への気遣い歩行者編を解説していきます!

歩行者や自転車などのあまり視認がしにくいですよね。

そのためには、常に目視・ルームミラー・サイドミラーを確認しましょう。

ポイントは「常に」という所です。

例えば、赤信号の時にスマホを触ってしまう人はいらっしゃると思いますが、

このときに死角に幼児や小学生、自転車などが隠れており急いで渡ってしまって

偶然が重なり事故を起こしてしまうケースって多いんです。

ですので、赤信号で停止しているときでも雑談しているときでも、

「常に!」目視やミラーで確認しておくことで事故を

大幅に減らすことが出来るんです。

僕の経験上ではこんな場面に出くわしたこともあります。

片側二車線の中央分離帯のある大きな道路で、赤信号だったので僕は左折待ちをしていました。

このとき外は真っ暗で帰宅ラッシュのようで交通は多めでした。

歩道側は花壇の植物で囲まれており視界が悪くしっかり確認できませんでした。

すると進行方向の左車線から何か動いたものが見えたためなんだろうと疑問に思い、

青信号になったため歩道側とさっきの光を警戒しつつ徐行して渡り、

歩道側には誰もおらず「あ、大丈夫だな」と思った瞬間

左車線の公道から自転車が逆走しながら交差点を渡っていきました。

僕は停止中にスマホは触らず周りの確認する癖がついていたため、

急ブレーキを踏むこともなくなんとか事故にならずに済みましたが、

もし確認していなかったら事故を起こしていたかもしれません。

手前の歩道や奥の歩道を確認して大丈夫だと思ったつもりが、

こんな不規則な動きをする人もいます。

ですので常に「誰が」「どのくらいの速さで」「どの位置にいるのか」

をなるべく多く把握出来ると事故を起こす可能性を減らし、

同乗者も安心できる運転を行うことが出来ます。

続いて歩行者優先の横断歩道についてですが必ず守りましょう。

これは歩行者優先というよりは歩行者最優先です。

もし歩行者が渡ろうとしていて先に行ってしまうと、「歩行者妨害」となってしまい

普通車の場合であれば違反点数2点の9000円の罰金となってしまいます。

しかしこの法律のややこしいところが、

「気づかなかった」「歩行者に譲ってもらえた」もアウトになります。

実際に「譲られたので先に行ったら取り締まりを受けてしまった」なんてことがありました。

東京都内で6月25日、横断歩道にいる歩行者から「お先にどうぞ」と譲られたドライバーが、そのまま進行したところ、警察に道交法違反(横断歩行者妨害)で反則切符を切られる事態があった。

「泣き寝入りしなくてよかった」 歩行者に道譲られたのに「反則切符」、警察が処分撤回するまでの1カ月 – 弁護士ドットコム (bengo4.com)

このようにならないためにも必ず歩行者優先横断歩道については気を付けましょう。

そして譲られたとしても先に行ってしまわないように注意しましょう。

上手な運転をする方法⑦-1:車体感覚を覚える(車体の大きさ編)

ラストの7個目は車体感覚を覚えることです。これ地味に1番難しいですよね。

どれだけ初心者時代に苦労したか…。覚えるのはとても大変でした。

ですがハンドリングやブレーキの操作と比べたらとても簡単なので、

頑張って覚えていきましょう!

車体感覚を覚えることですれ違いやカーブを曲がる時に段違いに楽になります。

それが余裕のある運転に繋がり運転が上手になるんです。

ちょっとしたことで焦ることもなくなり、同乗者も安心して車に乗れますよ!

では詳しく解説していきます。

まず結論から言うと、場所を覚えて少しづつ寄り、ミラーで確認することが大事です。

つまり初めはダッシュボードの上の位置から「この辺かな…。」と、

少しづつ寄せ始めミラーでどれくらい寄ったのか確認しましょう。

すると簡単にギリギリまで寄ることが出来ますよ!

とはいえ分かりづらいと思うので、実際に確認してみましょう!

これは僕が某駐車場で撮影したものになります。(昼間なので車は多いですが…)

それぞれ「ちょうど中心・右側の線・左側の線に乗っている状態」を撮りました。

なるべく同じ位置で撮るように工夫しましたが、

位置は座り方や身長・目線などによって異なりますので、おおよその認識でお願いします。

・両方の線のちょうど中心

こちらがちょうど線の中心に停めた場合になります。

右側の線は思っているよりも内側で、左側の線はダッシュボードの中心あたり

だということが分かります。

僕の車の全幅(横幅)が1765mmで一般的なコンパクトカーが1695mmくらいなので、

比べてみると7cmほどの違いがありますが、そこまで感覚に違いはありません。

道路の中心を把握するにはこの画像のように中心より少し右側をイメージすることです。

・右側の線に乗っている状態

こちらの画像は右側の線に乗っている状態になります。

この画像では右の線がかなり真ん中に来ていますね。

これは車のピラーの厚みや高さが関係してくるので思っているよりも真ん中なんです。

しかし右側に寄せるのはそこまで難しくなく、まずはこの画像の通りに寄せて

ハンドルを少し右に切って戻して…を繰り返します。

右ミラーを確認してこれを繰り返していけば、簡単に寄せることが出来ますよ!

・左側の線に乗っている状態

続いてこの画像は左側の線に乗っている状態になります。

左の線がダッシュボードの中心より内側あたりまで来ています。

左側は距離が掴みづらくが慣れるまでなかなか把握出来ないですよね。

なのでまずはダッシュボードの中心に線を乗せることを意識してみましょう。

続いて左ミラーで確認し、寄せ切れていなかった場合は同じく、

左に少しハンドルを切って戻して…を繰り返します。

もし走行中などで「そんなに丁寧に確認する暇がない!」という方は、右側の線にだけ乗らないように右ミラーで確認しながら走るのがおすすめです。

このとき1度にグッ!とハンドルを切るのではなく、すこ~しだけハンドルを動かして調整します。

1~3cmだけ動かすイメージで寄せてあげましょう。

※もし自信のない狭い道路に入ってしまったら、寄せるだけ寄せて

完全に止まっておくことを勧めます。

完全に止まっているとぶつけられてしまった場合は10:0になる可能性があるためです。

無理するのは危険なので相手に任せるのが1番かもしれません。

上手な運転をする方法⑦-2:車体感覚を覚える(内輪差編)

続いては内輪差についてになります。

こちらも車体を把握する上では重要な一部だと思います。

ですが内輪差はそこまで難しくなく、前輪と後輪のだいたい中心を狙って曲がります。

「でも中心はどうやって予測すればいいの?」

その質問お答えいたします。中心の狙い方は至って簡単。

曲がりたいポイントを少し過ぎちゃいましょう。

そして曲がる方向の景色が見えたら全部ハンドルを切ります。

このときのポイントは、

「しっかりブレーキを踏んで減速してからハンドルを切り始めること」です。

ハンドルを切りながら左折する人はそういません。

というのも、そうするにはあまりにも曲がり角がきついからです。

これをすると感覚が狂う可能性があり、事故の確率が高くなってしまいます。

また、歩行者や自転車などの巻き込み確認を怠ってしまう可能性があるためです。

そのため慣れるまでは、

➊まずはブレーキでしっかり減速!

➋次に曲がりたい方向の景色が見える所まで進む!

➌最後にハンドルを全部切って安全に曲がりましょう!

次に内輪差についてですが、車の内輪差はいわばスーパーなどのカートみたいなものです。

正確に言えばスーパーのカートは上下左右どこでも動かせるので違いますが、

一連の動作は若干似ているんです。

スーパーでカートを押しているときに、カートの頭の部分と取っ手の掴んでいる部分を計算しながら曲がっているはずです。

写真を見てもらうと分かりますが、先頭と最後尾に車輪がついていますね。

もし曲がり角を曲がる場合、

この前輪と後輪の間じゃなければカートが当たってしまい曲がれません。

周りの人にバレないようにスーパーで実際にやってみるのもいいかもしれませんね笑

より鮮明に理解していただけると思いますよ!

また、例えばこのように車の前輪と後輪の中心に来る前に、

早めにハンドルを切ってしまうとこのように車のボディーをガリってしまいます。

先ほどのカートの例と少し似ていますね。

中心がまだ曲がり角に来ていないのにハンドルを切ってしまうとこのように当たってしまうんです。

なぜこうなるのかというと、車は前輪のタイヤが動き後輪はそれに連動して動くので、

曲がり角よりも早めにハンドルを切ってしまうとこういう事故が起きてしまうんです。

極端に表すとこのイメージです。

たまに見かける直角の曲がり角ですが、

このくらい余裕がないと角度のきつい曲がり角は曲がれません。

内輪差の関係で直角になればなるほど左折は難しく、そして広く道路を使う必要があります。

そのため、このイメージのように後輪になるべく近い所で曲がってあげないとぶつけてしまうんです。

同じく、緩い曲がり角ではなるべく前輪と後輪の中心を狙って曲がるときれいな左折が出来ますよ!

またあまり自信がない場合は後輪あたりで左折するのもアリです。

まとめ

車の運転というのはとても難易度の高いものです。

ダッシュボードの上に置いてある水をこぼさないロールスロイスの専属ドライバーだって、

数百km/hでコーナーやダートを駆け抜けるプロレーサーだって、

狭い道を通り重い荷物を運ぶ大きなトラックやトレーラーを運転するドライバーだって、

全てブレーキやアクセル加減、ハンドリングや周りへの気遣い1つで変わってしまいます。

そのくらい運転は難しいものです。

なので少しづつ、1つずつで良いので何度も挑戦してみんなから

「すごいね!運転上手だね!」なんて言われちゃいましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました!

よきカーライフを!

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